デザイン思考とは何か

デザイン思考とは?

 「デザイン思考」とは、イノベーションのための1つの方法論です。過去のデータや経験のみに頼らず、ユーザーの声を聞くことで、人間中心に問題発見・問題解決に取り組む方法論です。
 21世紀に入り、未来が予測しづらく不確実性が高い社会になり、過去の経験やデータでビジネスに取り組むことが難しくなってきました。その不確実性が高い状況でビジネスを継続させていくためは、イノベーションを起こす必要があります。その方法論の一つとしてデザイン思考があります。デザイン思考とは、自社や自分が視点ではなく、人や社会といった第三者を視点とし、人間中心にイノベーションを実現させる問題発見・問題解決の方法論です。

なぜデザイン思考が重要なのか?

 21世紀に入って本格的に到来している知識社会では、社会をより良い方向へ変化させる新しい発想が常に求められます。しかし「社会を良くするアイデア」をゼロからどのように生み出すのか、その体系的な方法論は定着していません。
 デザイン思考は、この問題を解決するために有効な、イノベーションを起こすための1つのアプローチ法です。デザイン思考を代表する体系的アプローチ法を早い段階で身に着けておくことは、これからの社会で成果を出す重要なポイントとなるでしょう。

デザイン思考の特徴

デザイン思考のプロセス

 デザイン思考は大きく分けると、顧客を理解するための「問題発見」段階と、顧客にとって最適な解決策を創造する「問題解決」段階の2つから構成されます。

 より具体的には 1)問題を発見して、 2)ユーザーの課題を詳細に描き、3)解決策を探求して、4)解決策を試してみる流れとなります。

 これは、途中で間違いに気がついても修正ができない直線的な進め方ではなく、状況に応じてそれぞれのプロセスを行き来することが前提となっています。様々な角度から問題発見と問題解決を繰り返す中で、成果を出すための行動を展開していくのがデザイン思考の特徴です。

デザイン思考のプロセス

デザイン思考のプロセスを可視化したd.seed®モデルは、5つのフェーズから構成されています。

d.seed

d.seed®

1. 発見フェーズ

発見とは?

現場に足を運び、深い共感によって
今まで知らなかったストーリーを見つける

発見の重要性

顧客の本当の様子や社会の実態を把握でき、自分 / 自社 / 業界 / 社会の偏見 / 思い込みを知るきっかけになる

2. 詳細化フェーズ

詳細化とは?

調査で得られた知見を統合し、調査対象者の様子を詳細に捉えた着眼点を設定する

詳細化の重要性

どんな人に対して貢献していくのか明確になり、
チーム / 組織全体の焦点をスムーズに共有できる


3. 探索フェーズ

探索とは?

量を追求する時間と質を追求する時間を分離し、
チームで協力しながら様々なアイデアを探索する

探索の重要性

技術的な実現性や経済的な堅実性ではなく、
潜在的な発展性(可能性)を持つアイデアを確保できる

4. 実験フェーズ

実験とは?

プロトタイプでアイデアやコンセプトの実験を行い、フィードバックを元に方向性や詳細を明確にする

実験の重要性

最小限のコストで顧客の本音を引き出しながら、
アイデアやコンセプトを検証できる

5. 展開フェーズ

展開とは?

アイデアやコンセプトを感覚 / 直感的に伝えられる、
魅力的なストーリーを生み出し表現する

展開の重要性

周囲の人が協力 / 支援 / 関与したいと思える状況を作り、解決策の実現性を高める


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デザイン思考家のためのニュースレター

一般社団法人デザイン思考研究所

動画公開

どうすればデザイン思考で成果を出せるのか? 〜デザイン・シンキングの概要・課題・未来〜

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イノベーションとデザイン思考 〜未来の危機を機会に変える〜

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