得意な記憶方法の補完を行う

記録する際に意識すべきは「自分の得意な記憶方法を把握し、得意でない方法を補完できる記録をすること」です。例えば、文字を見たり景色を見たりして覚えることが得意であれば、視覚優位のタイプになります。一方、音を聞いて覚えることが得意であれば、聴覚優位のタイプになります。
 もし自分が、視覚優位のタイプであれば、人の発言を意識的に記録します。逆に、聴覚優位のタイプであれば、人の話はよく覚えているので「街の風景がどうだったか」「現場にいた人たちはどういう風に行動していたか」がわかるように写真や映像でその場の様子を記録します。
 自分が得意でない部分を補う形で記録を意識的にとることで、現場から戻った後でも客観的に再生可能な状態をつくることができます。あまり意識をしないと、つい得意な方法のみで記録してしまいます。
 例えば、視覚優位な人が写真を沢山とって現場から帰ってきくるケースがかんがえられます。本当は、現場の人の声のトーンが決定的に大事だったかもしれないのに、現場から戻るとその情報は消えてしまいます。チームで現場の様子を共有する際に、偏った内容が把握されることになります。現場の再生可能性を少しでも高めるように、自分の得意な記憶方法を補完できる記録をとりましょう。